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嫌われる勇気 書評・要約

書評

「嫌われる勇気」トラウマなど存在しない【書評・要約】

読書する人
嫌われる勇気」の要約を知りたいな。
過去のトラウマに囚われて生きていくのが辛い…
他人の評価ばかりが気になってしまう…

 

この記事ではアドラー心理学の決定版「嫌われる勇気」の要約・書評をしつつ、上記のような悩みを解決します。

 

今回紹介する「嫌われる勇気」は、アルフレッド・アドラーがとなえる「アドラー心理学」について"哲人"と"青年"が熱く議論をする対話形式で物語が進んでいきます。

 

冒頭で述べられている哲人と青年の主張は以下の通りです。

  • 哲人:「世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる
  • 青年:「世界は矛盾に満ちた混沌であり、悩みが多く幸福などあり得ない

 

哲人の考えに納得の行かない青年が、哲人の思想に噛み付きながらも、次々と納得させられていくストーリが痛快です。

 

対話形式のストーリ展開を楽しみながら「アドラー心理学」について学べます。

 

本記事では、本書を読んでボクが「今日から使える!」と思った重要なポイントを3つに絞って解説していきます。

 

✔️重要ポイント

  • 原因論ではなく目的論を理解する
  • 他人の人生を生きるのを辞める
  • 過去でも未来でもない「いま」を真剣に生きる

 

それでは早速解説していきます。

 

原因論ではなく目的論を理解する

アドラー心理学では、人は原因論ではなく目的論で行動していると説いています。

 

原因論と目的論の違い

  • 原因論→人の行動は過去に原因があるという考え方
  • 目的論→人の行動には先に目的があるという考え方

少しわかりにくいので、例をあげて説明します。

 

何年も自宅に引きこもっている少年がいました。

 

この少年は過去の両親との関係や学校でのいじめがトラウマ(原因)で部屋の外に出るのが恐ろしいと主張します。

 

これは原因論的な考え方で、過去にあった出来事が原因で少年は引きこもっている(行動)ということです。

 

しかし、アドラー心理学が主張する目的論では、「外に出たくない」という目的が先にあって、その目的を達成する手段としてトラウマを作り出しているというのです。

 

トラウマなど存在しない

アドラー心理学では、この過去のトラウマを明確に否定しています。

 

確かに原因論で物事を考えれば、自分の行動を過去のトラウマのせいにできるのでとても楽です。

 

「自分が不幸なのは家庭環境のせいだ」など、いくらでも言い訳ができます。

 

しかし、本書ではトラウマを否定するのに下記のように書かれています。

「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック——いわゆるトラウマ——に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである

 

「過去の経験それ自体」によって自らを決定するのではなく、「過去の経験に与える意味」によって自らを決定するということです。

 

大きな災害に見舞われたり、幼いころに虐待を受けたといった過去の出来事(経験)が、人格形成に及ぼす影響が決してゼロとは言えません。

 

しかし、最も大切なのは、その出来事によって何かが決定されるのではなく、自らの行動で過去の経験にどのような意味を持たせられるかということです。

 

これからどう行動するかで、過去に経験したことに対する意味は自ら変えられるのです。

 

原因論に囚われている限り、自由な選択はできない!
過去のトラウマを否定して、自分の真の目的を明確に理解することが重要!

 

他人の人生を生きるのを辞める

アドラー心理学では、自分の課題と他者の課題を分離し、承認欲求を捨てろと説いています。

 

承認欲求を捨てる

承認欲求とは、誰しもが持っている人から承認されたいという欲求です。

 

アドラー心理学では、この承認欲求も否定します。

 

承認欲求を得るためには他者から認められたり、褒められたりしなければなりません。

 

他者から褒められるためには、他者の期待を満たす必要があります。

 

他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。

 

承認欲求に取り憑かれると、他者が望む「こんな人であって欲しい」という期待にそって生きることになり、本当の自分を捨てて、他者の人生を生きることにつながるのです。

 

課題の分離を行う

では、承認欲求を捨て、自分の人生を生きるということはいったいどういうことなのか?

 

本書には「課題の分離」を行う必要があると書かれています。

 

課題の分離とは、物事について、自分の課題なのか他者の課題なのかをしっかりと理解し、他者の課題には踏み込まないということです。

 

自分の課題なのか、他者の課題なのかを見分ける方法はとてもシンプルで、

 

その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?

 

を考えて判断します。

 

例えば、勉強しない子どもに、親が勉強を強要することはどうでしょう?

 

勉強しないことによって最終的に「受験に失敗する」などといった結末を引き受けるのは子どもであり親ではありません。

 

つまり勉強することは子どもの課題であり、親からしたら他者の課題に踏み込んでいることになります。

 

しかし、これでは親は子どもをほったらかしにしていればいいのか?とも捉えかねません。

 

これについて本書には以下のように書かれています。

 

アドラー心理学は、放任主義を推奨するものではありません。放任とは、子どもがなにをしているのか知らない、知ろうともしない、という態度です。そうではなく、子どもがなにをしているのか知った上で、見守ること。勉強についていえば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思ったときにはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。けれども、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。頼まれもしないのに、あれこれ口出ししてはいけないのです。

 

他者の課題を切り捨てる

課題の分離ができたら、他者の課題を切り捨て、自分の課題にのみ集中しましょう。

 

他者の課題に介入すると、自分の課題だけでなく、他者の課題も抱え込むこととなってしまいます。

 

他者の課題に介入すればするほど、その関係性は複雑となり、本来自分がやるべき課題を見失いがちです。

 

他者の課題を切り捨てることによって、やるべきことは明確になり、人生は今よりずっとシンプルになります。

 

承認欲求を捨てて、自分の課題にのみ集中する。
そうすれば対人関係も人生もシンプルになり、悩みも減りそう!

 

過去でも未来でもない「いま」を真剣に生きる

アドラー心理学では、過去でも未来でもない「いま、ここ」に集中して生きることを教えています。

 

変えられない過去」や「どうなるかもわからない未来」に執着せず、自分の力でかえられる「いま、ここ」を大切にしようという考え方です。

 

人生は連続する刹那である

人生をつながった一本の線のようにイメージする人が多いですが、本書では人生は連続する刹那、つまり点の連続であると書いています。

 

線としてとらえるのではなく、人生は点の連続なのだと考えてください。
チョークで引かれた実線を拡大鏡で覗いてみると、線だと思っていたものが連続する小さな点であることがわかります。線のように映る生は点の連続であり、すなわち人生とは、連続する刹那なのです。

 

これを理解しないとついつい、子どもなどに「線」の人生を押しつけてしまいます。

 

良い大学に入り、大企業に就職して、安定した家庭を築く、このようなレールつまり線をなぞったような人生です。

 

でも実際には、ボクたちは「いま、ここ」にしか生きることができません

 

「いま、ここ」に集中する

線の人生など存在しないということを理解した上で「いま、ここ」に集中するとはどういったイメージをすれば良いでしょうか?

 

本書では劇場の舞台に立っている自分の姿を例えとして出しています。

 

自分が劇場の舞台に立っている姿を想像してください。このとき、会場全体に蛍光灯がついていれば、客席のいちばん奥まで見渡せるでしょう。しかし、自分に強烈なスポットライトが当たっていれば、最前列さえ見えなくなるはずです。
われわれの人生もまったく同じです。人生全体にうすらぼんやりとした光を当てているからこそ、過去や未来が見えてしまう。いや、見えるような気がしてしまう。しかし、もしも「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。

 

なんとなく自分の人生はこうなるはずといったぼんやりとしたイメージがあると、見えるはずもない未来や変えられない過去が見えている気がしてしまい、「いま、ここ」に集中できなくなってしまいます。

 

しかし、「いま、ここ」にのみ強烈なスポットライトを当てて、連続する刹那のこの一瞬を真剣に生きていけば、今この瞬間には過去も未来も存在などしないことに気づくはずです。

 

確かになんとなくで人生をイメージしてた。
不確定な未来を気にしても何もはじまらないから、「いま、ここ」をもっと大切に生きよう!

 

「嫌われる勇気」まとめ

「嫌われる勇気」には、この記事では伝え切れないほどの「人生を幸せに生きる」ための思想がたくさん書かれています。

 

本記事では、その中でもボクが特に重要だと思った下記の3点を紹介しました。

✔️重要ポイント

  • 原因論ではなく目的論を理解する
  • 他人の人生を生きるのを辞める
  • 過去でも未来でもない「いま」を真剣に生きる

 

しかし、これらを全て完璧に理解し、いきなり全てを実行することは難しいです。

 

実際、アドラー心理学を完全に理解するのには、今まで生きてきた年月の半分を要するとも言われています。

 

ボクはもう少しで30歳なので、あと習得までには15年掛かるという計算です…

 

まずは何かひとつ、実生活に取り入れて見るところからはじめて見るのがおすすめです。

 

それだけでも十分、人生を好転させられるほどの力が「嫌われる勇気」にはあるとボクは思います。


  • この記事を書いた人

ソーイチ

29才都内勤務サラリーマン。妻と娘を愛する副業ブロガー。 ブログ開設7ヶ月で収益5桁を突破。当ブログでは【サラリーマン×ブログ】【VOD】【退職代行】をメインに発信していきます。何者でもないサラリーマンが何者かになるまでの軌跡をご覧ください。

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