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【書評】私たちは世界のことをチンパンジーより正しく理解していない!?【FACTFULNESS】

こんにちは、ソーイチです!

突然ですが、あなたはどれだけ今の世界のことを正しく理解していますか?

実はほとんどの人が「世界がどのように変化していっているのか」ということを正確に理解していません。

もっと言ってしまうと理解していないだけならまだ良いんです。

ほとんどの人が間違った思い込みで世界を見てしまってます。

今回はそんな間違った思い込みを乗り越えて世界を正しく見るためにオススメの本。

【FACTFULNESS】について解説していきたいと思います!

本書は誰もが知るあのビル・ゲイツも絶賛しています。

ビル・ゲイツが2018年にアメリカの大学を卒業した希望する大学生全員に向けてプレゼントしたという逸話も有名です。

あなたはどれだけ世界を正しく見ているか

俺はいつだって世界を正しく理解してるぜ!

ニュースだって毎日見てるし、新聞だって読む!

スマホがあれば世界中の国々で何が起きていて何が問題なのかもわかる!

ずいぶんと自信があるのね!

じゃあこの問題だけどわかるかしら?

ブログを読んでいるあなたも一緒に考えてみてね。

〜問題①〜

世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?

  1. 低所得国
  2. 中所得国
  3. 高所得国

 

〜問題②〜

世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったでしょうか?

  1. 約2倍になった
  2. あまり変わっていない
  3. 半分になった

さあ、この2つの問題、一体正解はどれでしょうか?

正解を発表する前に全く同じ質問をTwitterのアンケートで実施させて頂きました。

問題①に関するアンケート結果

アンケート結果は「低所得国」が66%で多数派、次に「中所得国」が28%、そして「高所得国」が6%という結果になりました。

問題②に関するアンケート結果

アンケート結果は「約2倍になった」が60%で一番多かったです。

次に「あまり変わっていない」が21%、「半分になった」が19%という結果でした。

つまりこのアンケート結果からすると、世界の人々のうちの大多数が低所得の国に住んでいて、かつ極度の貧困に苦しんでいる人達は年々増えていっているということになります。

この2つの問題は本書にも記載があります。

私も最初読んだ時、なんとなくですが答えはAもしくはBかな〜と思いました。

実はこの問題、2つともに答えはCなんです。

つまり、世界のほとんどの人が中所得国に住んでいて、かつここ20年間で極度の貧困で苦しんでいる人は半分になったということです。

思い込みを捨てて正しく世界を見る

!!?
あら、どうしたの?

世界は悪くなっていると思い込んでいたみたいだけど、世界は確実に良くなっているわ。

ちなみに本書では著者のハンスさんが世界中で1,000人以上に同じ問題を出していますが、やはり正答率は低くたったの10%程度だったそうです。

しかも、この正答率、頭のいい各分野の専門学者などにきいてみてもやはり結果は同じだったんです。

三択クイズの正解率は適当にランダムで答えを選んでも33%になります。

チンパンジーでも33%は正解することができる問題なのに偉い学者の人達はこの正解率を超えることができませんでした。

ではなぜ、チンパンジーの正解率の33%すら私たちは超えることができないんでしょうか?

本書の一番言いたい結論はここについてです。

私たちは思い込みによって世界を見てしまっています。

本書の結論は「思い込みを乗り越えて、データで正しく世界を見ましょう」です。

思い込みの原因

なぜ、私たちは思い込みで世界を見てしまっているのでしょうか?

著者のハンスさんはその理由をこう言っています。

「人間には物事をドラマチックに見てしまう本能がある」

ドラマチックに見てしまうとはどういうことでしょうか?

問題2の極度の貧困で考えてみましょう。

私たちは極度の貧困について考えるとき、実際のデータは見ていません。

見ているのはテレビなどで放送されているドキュメンタリー番組です。

ドキュメンタリー番組で途上国の貧困について放送されていたら、あなたはきっとこう思うはずです。

「なんてかわいそうな!世界はとても残酷であり、貧困は拡大しているに違いない!」

私たち人間はこのように誰しも、勝手に物事をまるでドラマを見ているかのようにドラマチックに捉えてしまう本能を持っています。

本書ではこのように人間がドラマチックに物事を捉えてしまうであろう危険な10個の本能を解説しています。

思い込みをまねく危険な10個の本能

  • 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
  • ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
  • 直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
  • 恐怖本能 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
  • 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
  • パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
  • 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
  • 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」とうい思い込み
  • 犯人探し本能 「誰かを責めれ物事は解決する」という思い込み
  • 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

この記事では最初に出した2つの問題にも関わる「分断本能」と「ネガティブ本能」について解説していきたいと思います。

分断本能

私たちは無意識のうちに世界を2つのグループに分断して考えてしまうという本能を持っています。

例えばですがお金持ち貧乏人先進国途上国成功者失敗者勝ち組負け組

何でもかんでも極端な2つのグループに分けてしまいます。

しかし、実際にはどうでしょうか。

問題①の回答でもあるように世界でいちばん多くの人たちが住んでいる国は中所得国、つまり中間層です。

実際の世界はお金持ちと貧乏人で分断されているのではなく、その間の中間層が大多数をしめているのが事実です。

日本でもお金持ちでもないけど貧乏でもないという人が圧倒的に多いですよね。

先進国と途上国という考え方も完全にこの分断本能がまねく勘違いです。

この勘違いをしている人たちは「わたしたち」「あの人たち」という言葉を良く使いたがります。

先進国に住んでいると思い込んでいる人たちは途上国に住んでいると思われる人たちのことを「あの人たち」と呼びます。

「あの人たち」と「わたしたち」の間には交わることのない分断があり、「あの人たち」が「わたしたち」と同じような暮らしをするのは不可能だと思い込んでいます。

確かに50年以上も前にはこの分断は存在していました。しかしそのデータを現代で使うにはあまりにも古すぎます。

実際には先進国と途上国の二つに分断されている訳ではなく、ここにも中間層の国々がたくさん存在しているのです。

分断本能を抑えて正しく世界を見るには

分断を連想させる言葉には注意することです。

それが決して交わりのない2つのグループを連想させる言葉だということをしっかり認識することが大切であると本書でも書かれています。

実際には分断などなく、存在していないと思われていた2つのグループの間の中間層に大多数の人たちがいます。

分断本能を見極めるためには大多数の人がどこにいるのかを探すことです。

この世界は白と黒で出来ているのでなく、その間にグレーな中間層が沢山存在しています。

世界がグラデーションで出来ていることを理解し、分断本能にとらわれずに世界を見ていきましょう。

ネガティブ本能

私たちはこの世界はどんどん悪くなっていると思い込んでしまう本能を持っています。

環境破壊は進み、戦争や紛争は各地で拡大し続ける。貧困も拡大し感染症や飢餓が絶えない。

そんな悲劇的でドラマチックな展開を頭の中で連想してしまいます。

しかし実際にはこの世界は間違いなく良い方向に向かって変化しています。

問題②の正解にもあるように、この20年間で極度の貧困で苦しむ人は半分になりました。

では、私たちはなぜこのような思い込みをしてしまうのでしょうか?

それはネガティブな情報の方が圧倒的に私たちの耳に入りやすいからです。

これをうまく利用しているのがテレビなどのメディアです。

ネガティブなニュースばかりを流して私たちの注意関心を集めます。

時には悲劇的なドキュメンタリー番組を組んで、私たちのネガティブ本能に直接語りかけてきます。

ただでさえ本能的にネガティブな情報が入ってきやすいのに、周りにネガティブな情報が溢れている現代社会ではますますこのネガティブ本能が猛威をふるって「世界は悪くなっている!」という思い込みを生んでしまうんです。

ネガティブ本能を抑えて正しく世界を見るには

ネガティブな情報は頭に残りやすいという本質をまずは理解しましょう。

またメディアはネガティブで悲劇的な情報を狙って私たちに発信しているということを認識して情報を精査することも大切です。

悪いニュースの裏側には良いニュースが隠れていることも忘れてはいけません。

貧困のドキュメンタリー番組の裏には、世界ではどんどん貧困で苦しんでいる人は減っているという事実が隠れています。

ネガティブな情報に触れた時には、それをそのままドラマチックにとらえるのではなく、実際のデータはどうなっているのかを気にするべきです。

本書では実際に世界がデータからみて良くなっていることがいくつも紹介されています。

とても参考になると思いましたのでいくつか紹介したいと思います。

減り続けている世界の悪いこと

  • 戦争や紛争の犠牲者数
  • 5歳までに亡くなる乳幼児の死亡率
  • HIV感染者数
  • 飛行機事故の死亡者数
  • 核兵器
  • 災害による死亡者数 などなど…

 

増え続けている世界の良いこと

  • 女性の参政権
  • 農作物の収穫量
  • 識字率
  • 電気をいくらでも使える人の割合
  • 安全な飲料水を利用できる人の割合
  • 絶滅危惧種の保全 などなど…

これらのデータを見ても世界で悪いことは減り続け、良いことはどんどん増えていっているのが事実です。

最後に本書でも語られていて、私がまさにその通りだなと思ったことをお伝えしたいと思います。

それは「悪い」と「良くなっている」は両立する。ということです。

状態的には「悪い」んだけど、状況的には「良くなっている」ということがこの世界にはたくさんあります。

どうしても私たちは本能的に「悪い」ことだけに目がいってしまい、それが「良くなっている」ということを見落としがちです。

この二つの状態と状況が両立することを理解することで世界を正しく見ていきましょう。

まとめ

今回は世界的ベストセラーでビル・ゲイツも絶賛した【FACTFULNESS】についてまとめました。

この本の一番のメッセージは「「思い込みを乗り越えて、データで正しく世界を見ましょう」ということでした。

人間は物事をドラマチックに見てしまう10個の本能があり、今回はその中の分断本能とネガティブ本能について解説しました。

世界は分断されているのではなく、実は中間層が大多数であるということ。

また、世界は悪くなっているのではなく良くなっているということ。

私たちは世界を見る時に、自分の頭の中のドラマチックな考えではなく、データすなわち真実を理解して見る必要があるということを本書では教えてくれます。

是非オススメの一冊ですので、お手に取ってみてはいかがでしょうか?

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]

  • この記事を書いた人

ソーイチ

29才都内勤務サラリーマン。妻と娘を愛する副業ブロガー。 ブログ開設7ヶ月で収益5桁を突破。当ブログでは【サラリーマン×ブログ】【VOD】【退職代行】をメインに発信していきます。何者でもないサラリーマンが何者かになるまでの軌跡をご覧ください。

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